北海道礼文島生活:【番外編】礼文島から利尻島へ
(写真は利尻島沓形港とハートランドフェリー)
こんにちは。地域おこし協力隊のはやとです。
私は2017年9月の3連休を利用して、礼文島のお隣の島・利尻島観光に行ってきました。
今日は【番外編】として、利尻島観光の様子をお届けします。
目次
利尻島へのアクセス
礼文島から利尻島へは、フェリーに乗って40分で行くことができます。礼文島のフェリーターミナルは香深港1つですが、利尻島のフェリーターミナルは鴛泊(おしどまり)・沓形(くつがた)の2つあります。
https://goo.gl/maps/EkmiQGTyrjE2
利尻島と礼文島の比較
礼文島は島全体が礼文町というひとつの町であるのに対して、利尻島は鴛泊側は利尻富士町、沓形側は利尻町と、2つの町・2つの役場があります。平成29年8月現在、礼文島の人口は2,624人であるのに対して、利尻島の人口は利尻富士町2,603人、利尻町2,119人の計4,722人。礼文島の2倍です。
礼文島は南北に長細く、東海岸しか人が住めないのに対して、利尻島は丸く、住むところがたくさんあります。車を使えば、1時間20分ほどで利尻島を一周できます。
観光スポット
利尻山
利尻島のシンボルといえば、標高1,721mの利尻山です。残念ながら今回登山はしていませんが、外から眺めるだけでも十分その迫力を味わうことができます。
オタトマリ沼
北海道のおみやげの定番、「白い恋人」のモデルになった景色がこちらです。
鴛泊フェリーターミナル近くの日本レンタカーで車を借りて行きました。(3時間約8,000円)
姫沼
鴛泊フェリーターミナルから車で10分くらいのところにある姫沼。人工の沼だそうです。
らーめん味楽
なんと利尻島には、あのミシュランガイドで1つ星を獲得したラーメン屋があります。それがこの「味楽」です。
わざわざこのらーめんを食べるためにフェリーに乗って利尻島に行く人もいるようです。沓形港から歩いて行くことができます。
食べログ:https://tabelog.com/hokkaido/A0109/A010906/1007519/
カフェ「りしりに恋して」
らーめん味楽に行った後、鴛泊行きのバスを待っていた間にふらっと入ったカフェ。レトロな雰囲気で、落ち着いてコーヒーを飲むことができました。
HP: http://shimanoeki.wixsite.com/home
おわりに
他にも鴛泊フェリーターミナルのTSUKI CAFE、沓形のイタリアンの店シーラカンス、鴛泊の居酒屋・月など、行ってみたい店が何軒かあったものの、休業日だったりして行くことは叶いませんでした。また機会があれば行きたいと思います。
P.S 礼文島に帰ってきたら、島の人にシャケといくらをもらいました!利尻もいいけど、やっぱり礼文島もいいなと思いました。
北海道礼文島生活:秋の礼文島フォトギャラリー
こんにちは。地域おこし協力隊のはやとです。
気がつけばもう9月です。日本最北限の有人離島である礼文島は、お盆を過ぎればもう寒くなると言われていますが、最近は暖かい日が続いています。
観光シーズンはもう終わりに近づいていますが、意外にこの時期は穴場だったりします。礼文島の見所の花こそ少なくなっていますが、秋は空気が非常に澄んでいるため、一年でもっとも青空と海、そして星空が綺麗に見える時期になっています。
この記事では、そんな秋の礼文島を撮った写真を掲載していきます。
目次
- 1.香深漁業組合の近くから見える漁船と利尻富士
- 2.桃岩展望台から見える猫岩
- 3.桃岩展望台への道から見える夕日
- 4.桃岩展望台付近から見える利尻富士
- 5.猫岩と夕日
- 6.久種湖(くしゅこ)から見える日没
1.香深漁業組合の近くから見える漁船と利尻富士
2.桃岩展望台から見える猫岩
3.桃岩展望台への道から見える夕日
4.桃岩展望台付近から見える利尻富士
5.猫岩と夕日
6.久種湖(くしゅこ)から見える日没
北海道礼文島観光案内:澄海(すかい)岬について
こんにちは。地域おこし協力隊のはやとです。今日は澄海(すかい)岬について書きたいと思います。(2017.8.5追記)
目次
澄海(すかい)岬って?
澄海(すかい)岬は、礼文島の西海岸にある岬です。ドラマ『Dr.コトー診療所』の主題歌である中島みゆきの『銀の龍の背に乗って』の映像に使われた場所です。
(8月の澄海岬)
(2月の澄海岬)
澄海岬の名前の由来
どうやら、この「澄海岬」という名前はアイヌ語ではなく、住民からの公募で決めたものらしいです。その名の通り、晴れた日はどこまでも透き通った海を見ることができます。
澄海岬の夕日(おすすめ)
そんな澄海岬の中でも、私の一番のおすすめは夕日です。残念ながら、ツアー客のほとんどは夕日を拝まずに別の場所にいってしまいます。
東京から友達が来た場合、私は必ずこの澄海岬の夕日を見せます。
静かな波の音、鳥の声、穏やかな太陽を眺めて、みなそれぞれ何かを感じ取って都会に帰ってゆく。澄海岬はそんな場所だと思います。
名物「トド串」
夏の間、近くの売店でトド肉の串焼きが売っています。
一度食べて見てください。
たこザンギ・鮭とば
上述の「トド串」のある売店の左側にある、道場さんのお店の「たこザンギ 」「鮭とば」は、地元の人もオススメです。これ、本当に美味しいです。私自身も大好きです。
写真はたこザンギ。とろけるような美味しさです。
場所・アクセス
アクセスについては礼文町観光協会(0163)86-1001にお尋ねください。
夏の礼文と観光はこちらもどうぞ。
北海道礼文島観光案内:トレッキングコース「ゴロタ岬」
(写真はゴロタ岬の景色)
こんにちは、地域おこし協力隊のはやとです。
先日ゴロタ岬までトレッキングをしてきました(往復約2時間程度)。
今回の記事はトレッキング中に撮影した写真を掲載します!
写真1:トレッキングスタート
写真2:前を歩く地域おこし協力隊
写真3:黄色い花エゾカンゾウ
写真4:白い花エゾニュウ
写真5:遠くに見えるスコトン岬
写真6:トレッキング中に見える夕日
ゴロタ岬の詳細は、下記URLが参考になります。
http://www.rebun.info/map_gorota.htm
みなさんも、ぜひ礼文島を訪れてみてください!
北海道礼文島観光案内:トレッキングコース「桃岩展望台」〜「知床」
(桃岩〜知床トレッキングコースから見える景色)
こんにちは!地域おこし協力隊のはやとです。
先日、礼文島の人気コースのひとつである桃岩展望台から知床までトレッキングしてきました(約3時間程度)。
みなさんにも、その魅力を伝えるために写真を掲載していきたいと思います!
写真1:桃岩展望台付近のレンジャーハウスから見る景色
写真2:トレッキングコース標識
写真4:桃岩(奥)と桃岩荘(日本3大バカユースホステル)
写真5:レブンウスユキソウ
おまけ:桃岩展望台から見える夕日
トレッキングコースの詳細については、NPO法人礼文島自然情報センターのHPをご覧ください。http://rebun-trail.jp/c-momoiwa.html
最高の景色が見られる礼文島に、ぜひお越しください!
地域おこし協力隊制度の課題 -「地域おこし協力隊」は地域で一体何を作ろうとしているのか? -
こんにちは。地域おこし協力隊のはやとです。
先週は、年に一度の礼文島の大きな神社祭である「厳島神社祭」に参加し、地域の方々とともにお神輿を担ぎました。最近、地域の方々と関わることが多く、「地域おこし」についても考えることがあります。
この記事では、いわゆる「地域おこし協力隊」が当該地域で一体何をしたいのかを、礼文町を事例として考察してきたいと思います。
私は2016年の12月、礼文島で活動する協力隊員および関係する行政職員の方々に対して協力隊事業の意識調査を実施しました。そこでは協力隊、行政職員が協力隊制度に一体何を求めているか等を質問しました。その結果の概要が以下になります(資料を利用したい場合は私に連絡ください:hayato_katさんのプロフィール - はてな)。
(資料)
礼文町地域おこし協力隊に関する情報交換会_会議資料.pdf - Google ドライブ
これによると、行政職員が概ね協力隊制度に人手不足の解消を求めているのに対し、協力隊側には多様な動機があることがわかります。
「地域おこし」には「地域」という文字が含まれており、「地域」をよくする、というのは地域住民へなんらかの価値を提供することだと考えてよいと思います。
現実には、私自身やまわりの協力隊の方々を見ていると、協力隊として赴任した地域のことをよく知らないまま当該地域の協力隊になる人が少なくないと思います。実際問題、会ったこともない人(地域住民)の為に粉骨砕身働きたいというのは、崇高というよりも不自然だと思います。
協力隊員になる人は一体何を求めているのか?その答えのひとつが、「新しい生き方」にあると思います。「田舎フリーランス」に象徴されるような動きがそれだと思います。
しかし、その「新しい生き方」というのは、「(都会とは異なる)新しい生き方」という意味であり、かっこでくられた部分は、当該地域の中では、協力隊員の頭の中にしか存在しないと考えられます。地域住民は協力隊の価値観とはかけ離れている部分があるのです。協力隊から見たら「豊かな湖」でも、現地住民からしたら邪魔でしかないのかもしれません。
新しい生き方を作りたい協力隊と、地域活性化をしたい地域住民(あるいは行政)。このような違いが、「地域おこし」の名の下にひとくくりにされた時、問題が見えづらくなってしまうと思います。
両輪がうまく同じ方向を向けばそれは成功事例へと突き進むと思われるのですが、それをいかにマッチングさせていくのかが協力隊制度の課題であると私は考えます。
あくまで私が見た範囲の話ですので、ご意見があれば教えていただけたらと思います。
北海道礼文島移住雑感:都会を離れて、夜に波の音を聴くということ
(写真は日没を迎える礼文島)
こんにちは。地域おこし協力隊のはやとです。
礼文島は、夜になると真っ暗になってしまいます。そのため、ついつい考え事に耽ってしまいます。今日は、東京から日本最北限の離島に移住して、とりとめもなく考えたこと、感じたことを書いていきたいと思います。
(1)なぜ、自分は東京から島に移住したのか?
私が東京を離れたのは、やはり生産過剰・消費過剰にうんざりしたというのが大きいです。明るすぎるドラッグストアの白い照明、大音量でフレーズが流れる家電量販店、長時間労働、過密すぎる通勤列車...おそらく、多くの人がどれかひとつくらいはため息をついたことがあるでしょう。
(2)島に移住して、何を感じたのか?
やはり、島で一番大きいのは自然です。ひとりで浜を歩いていたりすると、自然と対話している気分になります。家のすぐ裏が海なので、夜に玄関を開けると、波の音が聞こえてきます。見上げれば、澄んだ空がどこまでも広がっています。
夜の空気を吸い込むと、私は「存在」と直に接しているような感覚になります。学生時代にアフリカを旅して以来、私は「存在することそのものに価値がある」と信じています。(顛末は下記参照)
私がもっとも幸せを感じる瞬間は、存在することを認識した感覚を得た瞬間であり、存在そのものを観照した瞬間です。
この島は、都会と同様、「存在」に満ちています。しかし、この島にいる方が、都会にいるよりもしかしたら観照的な生活(vita contemplativa)に近くなるのかもしれません。