北海道礼文島移住雑感:東京から北海道礼文島に移住してよかったと思うこと
こんにちは、はやとです。礼文島ではカニ漁が始まっています。
今日は、東京から礼文島に移住してよかったと感じた4つの点を書いていきたいと思います。
目次
(1)空気がきれい
個人的には、これが一番ではないかと思います。普段、島にいる間は全く意識しませんが、たまに東京や名古屋近郊の実家に帰るととてつもなく空気が汚いと思うようになりました。空気は、当たり前すぎてその価値をなかなか意識することはないですが、きっと心身によい影響を与えてるのだと思います。
(2)食べ物がおいしい
礼文島でまずい食べ物に出会うことはあまりありません。漁師さんの知り合いからたまにもらう魚介類は格別です。生きたカニやとれたばかりの生々しいほっけなどと自分で格闘しなければならないこと自体、私にとってかけがえのない貴重な経験になっていることと思います。
(3)自然が豊か
晴れた日の礼文島は、本当に美しいです。ちょうど昨日も、船泊から香深への通勤途中に見えた海、太陽、利尻富士のあまりの美しさに息をのみました。一年を通して、太陽の偉大さ、自然の声などを身近に感じることができると思います。
(4)価値観の変化
礼文島では、お金を払う機会が都会よりも少ないです。すぐそこの漁港でとれた魚介類を運が良ければそのままいただくこともできます。その代わり、私も何かをします。都会ではすべてのものに値札が付いていますが、島ではそんなことはありません。東京では考えられなかったような視点が、礼文島にはあります。
いかがでしたでしょうか。私自身、若い時期にこの島に来れて本当によかったと思います。また随時、移住してよかったと思うこと、そして「東京の方がよかった」と思うことの両方をアップしていきたいと思います。
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北海道礼文島基礎知識:用語集
こんにちは。今日は、私が礼文島に来てよく耳にした言葉を紹介したいと思います。(※随時更新予定)
礼文島はルーツが東北地方の方が多いので、津軽弁の影響を受けているそうです。また、これらの用語集の中には、北海道の他の地域でも使う言葉が含まれています。ちなみに、漁師が話す言葉・アクセントは「浜言葉」と呼ばれています。
わや:やばい(文例:この前の吹雪はわやでしたね)
なまら:とても(注:「なまら」と「わや」は一緒に使えない)
しばれる:寒い
しゃっこい:(触った感触が)冷たい
ばくる:交換する
バカくさい:バカバカしい
じぇんこ:銭、金
ちょす:イジる。ものをイジる、人をイジってからかうのと両方の使い方がある
雪投げ:雪かき。「投げる」は「捨てる」の意。
内地:北海道以外の日本
うに:エゾバフンウニ。礼文で「うに」といえばバフンウニを指す。
のな:キタムラサキウニ
こっこ:魚卵
ほっけくん:毎年船泊中学校の生徒が船泊漁業組合の協力を得て作るほっけの燻製。
なぎる:海の波がない状態。なぎていると漁ができる。
しける:海の波がある状態。しけていると漁ができない。
ガス:濃い霧がある状態
根雪:冬のシーズン中溶けない雪(冬は基本的にプラスの気温になることがないため)
一便:フェリーの最初の便。電車の「始発」と同じ意味。
終便:フェリーの最終便。電車の「終電」と同じ意味。
島:礼文島のこと。
いかがでしたでしょうか。やはり漁師町だけあって、海に関する言葉は多いです。私も知らない言葉がまだまだたくさんあると思います。この記事が礼文島に興味がある方のお役に少しでも立てることを願っています。
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北海道礼文島生活:ギス子とビール
みなさん、こんばんは。今日仕事帰りに礼文島船泊村の漁業組合に寄ったら、私の大好きな「ギス子」があったので、紹介します。以前記事で紹介したストアです。
「ギス子」とは、ギスカジカの魚卵です。ちなみに、礼文島では魚卵のことを「こっこ」というそうです。たとえば、ほっけの魚卵は「ほっけのこっこ」です。写真は、ギス子を醤油漬けにしたものです。
ギス子の醤油漬けは、礼文にきてから職場の先輩に勧められたのですが、これまたうまい。北海道の珍味だそうです。ビールに合います。ちなみにこのビールは今流行りのキリン一番搾りの名水百選仕込み「北海道」です。
フェリーターミナルすぐそばの「海鮮かふか」などでも食べられるので、礼文島にきた際はぜひチャレンジしてみてください!
https://tabelog.com/hokkaido/A0109/A010906/1005453/
2017/1/23 追記
おととい、島でとれたマダラのこっこの醤油漬けをいただいたきました。こちらもとても美味しかったです。(見た目はギス子より少し粒が小さいくらいでほとんど同じなので、写真は省略します。)
北海道礼文島生活:飯寿司について
あけましておめでとうございます。みなさん、お元気ですか?こちらは雪がすごいです(笑)。島中、除雪車が走り回っております。
さて、今日は、礼文島の冬のご馳走、飯寿司(いずし)を紹介します。
はい、これです。左がほっけの飯寿司、右がとんべつかじかの飯寿司。右の方はレアです。島では普通、秋にとれたホッケを麹に漬けて飯寿司を作るそうです。冬の保存食ですね。北海道の他の地区ですと、鮭を使ったりもするそうです。
好みが分かれると言う飯寿司、私はイケました!ちなみに、飯寿司は各家庭によって味が違うそうです。韓国でいうところのキムチみたいなものですね(食べたことないけど)。もうひとつちなむと、秋の礼文島では、各家庭でいくらの醤油漬けを作ります。
この飯寿司、家の近く(船泊)のパーラーというバー(島民には居酒屋と呼ばれている)でも出てきました。みなさんも、冬の礼文に立ち寄ることがあったら、一回くらいは食べていただきたいです。
以上、冬の礼文島グルメレポートでした。
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北海道礼文島基礎知識:香深村と船泊村について
こんにちは。今日は、礼文島の基礎知識として、島の南の香深(かふか)村と北の船泊(ふなどまり)村という2つの地区について紹介します。
香深と船泊って?
平たく言えば、島の南側が香深、北側が船泊です。
礼文島は1959年に町政が施行され、現在の島の行政単位は礼文町です。1956年に対等合併する以前、島には香深村と船泊村があり、役場もそれぞれにありました。礼文町の役場は香深にあり、船泊には支所が置かれています。
礼文町の住所は北海道礼文群礼文町大字香深村・大字船泊村のどちらかしかありません。大字の次に字○○と続きます。
(フェリーを離島料金で乗るための申請書。島民なら使えます)
現在でも、「香深の人」「船泊の人」と言ったりします。それぞれに漁業組合があり、漁業権も別です。お祭りもそれぞれでやったりします。同じ島でも、両地区は文化が違ったりします。
香深地区
島の南側です。役場やフェリーターミナルがあります。郵便局・稚内信用金庫・マリンストア・中村商店・中島商店などがあります。観光名所としては桃岩展望台・地蔵岩・猫岩などがあります。
船泊地区
内路郵便局を挟んだ北側が船泊村です。郵便局・マリンストア・丸竹などがあります。船泊村は大備(おおそなえ)のレインボー商店街が中心地になります。観光名所は、スコトン岬・澄海岬・ゴロタ岬・久種(くしゅ)湖などがあります。
もし、礼文島に旅行することがあったら、出会った島の人に「香深の人ですか?それとも船泊の人ですか?」と尋ねてみてください。
参考文献
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北海道礼文島生活:鱈の三平汁
ついに、楽しみにしていた礼文の冬の味覚・鱈の切り身とたち(たらの白子)を島の人からいただきました。たらちゃーん!
すごい迫力ですよね。こいつを、三平汁にします。三平汁とは、主に北海道で食べられている塩ベースの鍋です。
材料
- 鱈の切り身
- 長ネギ、人参、大根、じゃがいも等の野菜(お好みで)
- 利尻昆布
- 塩、酒
下ごしらえ
- 前日に、たらの切り身に塩をふっておく。
レシピ
- 水を入れた鍋に利尻昆布を入れ、出汁をとる。
- 野菜を入れて沸騰させる。
- 沸騰したら、鱈の切り身を入れる。
- 鱈が食べごろになったら、塩・酒で味を整える。
これだけです。
特に味付けしなくても、塩だけで十二分に美味しいです。偽物では作れない、繊細な味がします。
〆でご飯を入れて雑炊にするとGoodです。
雑炊のあまりの美味しさに、胸が熱くなりました。まさに最高級の味。
ちなみに、たちはアヒージョにして酒のつまみにしました。
たちとにんにく、鷹の爪を炒めて、オリーブオイルで煮詰めれば出来ます。
余談ですが、島で魚を食べていると、命のありがたみを感じます。
「いただきます」と手を合わせることの意味を知りました。
礼文グルメレポートでした。
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北海道礼文島生活:鰍の味噌汁
こんにちは。礼文島では秋から冬の時期、鰍(かじか)が獲れます。
昨日、網にかかった鰍の切り身を島の方からいただいたので、言われた通り味噌汁にしてみました。そうしたらあまりにも美味しくてびっくりしたので、大まかなレシピなどを書き記しておきたいと思います。
材料
- さばいた鰍・・・頭、内臓、肝も入れます。肝は見た目が鮮やかなオレンジ色でちょっとあれなのですが、肝を入れることが肝なのです。
- 大根、長ネギ、ジャガイモ、人参など・・・お好みで、好きな野菜を入れてください。
- 水、味噌、みりん、酒、塩・・・適量
レシピ
- 魚の臭みを気にするのであれば、あらかじめ魚に熱湯をかけて臭みを取る。
- 水の中に野菜を入れて沸騰させる。
- 沸騰したら、鰍を入れる。(魚類は臭みを防ぐためにすべて沸騰してから入れるそうです)
- 味噌を入れ、味を整える。
はい、簡単ですね。以上が、島の方から直接聞いたレシピです。私はそれに加えて豆腐・玉ねぎを入れました。とっても美味しかったです。
島には美味しいものが溢れているので、ついつい食べすぎてしまいますね。
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